最近買った本

  • 月刊モデルグラフィック ス2019年4月号(通巻413号)
    • 映画『この世界の片隅に』総力特集。片渕須直監督特別監修らしい。Y氏オススメの片隅関連雑誌。異様に力入ってた。アニメの世界を模型化するとはどういうことなのか。この企画の冒頭でアニメの制作素材「撮出しデータ」が紹介されているのが興味深い。レイアウトから背景情報、光源など様々な情報が入っており、これが模型化に活用されている。撮出しデータは絶対ではなく、最終的な調整で色の付け方も変化したりする。それらを慎重に検討して模型化している。その熱の入りっぷりは半端ではなく、模型の制作陣がいかにこの映画に制作意欲を刺激されたかがひしひしと伝わってくる。そしてこの映画の様々な場面の模型化された写真と、その制作過程についての記事は、映画の新たな側面を見せられているようだった。アニメの立体化は平面からの単なる立体化というよりは、アニメの制作手法や考え方を理解してモデリングの技術を駆使して立体に翻訳する作業という印象だった。

あわいゆくころ──陸前高田、震災後を生きる

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