三徳山投入堂、倉吉旧市街など

先日、鳥取に行った。倉吉を拠点に周辺をまわる。三徳山、三朝温泉、倉吉の打吹地区など。


▼三徳山三佛寺
日本の代表的崖っぷち建築、三徳山の投入堂を観に行く。入山前に寺の事務所で服装チェックを受ける。弁当持ち込み不可。たすきをかけてにわか修験者になり入山。投入堂までは急な登山道で20分ほどかかるが、鎖場(岸壁にたらした鎖をたよりに登る)、木の根に覆われた急坂(木の根が梯子のようになっているのを手がかりに登る)、馬の背(両側が崖)など、さまざまな障害物があるので普通の山登りをするより楽しい。切り立った巨大な断崖に張りつく小さなお堂。高山宏が好きそう。


投入堂のふもとにある宝物殿。投入堂の本尊、木製の蔵王権現立像が所狭しと並べられている。1168年作のもの。片足のあげ方など他の蔵王権現像より圧倒的にかっこいい。しかしそのように丁寧に掘られたものはそれくらいで、他はほとんど大ざっぱに削ってある。こけしのようなものもある。荒削りな方がかえって不気味で魔力があるように感じられる。


年表。お隣の大仙のお寺とは仲が悪かったみたい。しかも三徳山の方が弱かったみたいで大仙に何度か焼き討ちにあっているらしい。焼き討ちのとき、投入堂はどうなったのだろう(最後の砦として活躍?)


宝物殿の向かい、参道脇にある。地蔵が目印。水が氷水のように冷たい。登山後、体を冷やすのにちょうどいい。


三徳山のふもとにある輪光院(うろ覚え)で神社の鈴のようなものを見つける。滑車を引くと数珠がカチカチと音を立てながら循環する単純な仕掛け。音がいい。日本式マニ車。ピタゴラスイッチっぽい。


○投入堂特別拝観
11月上旬〜中旬予定/応募制/定員3名/作文提出
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mitoku/news.html
テーマ「世界の崖っぷち建築における三徳山投入堂の位置付け」で作文書いてみたい。


追記(2007年11月21日): 特別拝観実施。

  • 次の機会は早くても100年後らしい。
    • http://www.asahi.com/life/update/1115/OSK200711140086.html