小磯良平大賞展


第8回 小磯良平大賞展・小磯良平作品選III(神戸市立小磯記念美術館)
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/koiso_museum/tenrankai/ten_0711.html
第8回 小磯良平大賞展 募集要項
http://compe.japandesign.ne.jp/ap/01/art/koiso8/


招待券が手に入ったので人工島まで観に行く。
小磯良平というと真面目な油絵という印象があるので、小磯良平大賞展となっているからには真面目な絵ばかりだろうとあまり期待していなかったが、観てみるとシュール系なども結構あったりして退屈しなかった。


古吉弘「モチーフ棚の前でポーズをとるジュリアン」


中心に目の醒めるような西洋の美少年。貴族の出で立ち。座敷童のような得体の知れない笑みを浮かべている。背景に格子状の棚。古びた小物類が並んでいる。


会場に図録見本が置いてあったのでパラパラめくってみると、巻末の方に受賞者のコメントが載っていた。他の人は、真面目に人が創作の動機を社会問題や環境、平和などのテーマとからめたコメントをしているが、最後に載っていた古吉弘だけは、私は絵に社会的メッセージなど一切盛り込んでいない、みたいなことをしれっとコメントしていた。


看聞日記(作者ブログ、当展出品作品の画像あり): 小磯良平大賞展
http://paintingsfuruyoshi.blog56.fc2.com/blog-entry-73.html

賞金1000万円獲得の妄想を原動力に、真夏70日間(配置・下絵トレース・下層描きに
2週間、上層書きに53日間)をかけてS100号(162×162cm)を制作。
小磯良平大賞展に出品しましたが「佳作賞」でした。


Hiroshi Furuyoshi(古吉弘HP)
http://www.geocities.jp/paintingsfuruyoshi/