東京都青少年健全育成条例 改正問題についてのメモ

Y氏とtwitter経由の情報をメモ。非実在青少年は衝撃的。未来世紀ブラジル的というかなんというか…。




■都条例改正問題についての概要


▼東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト
http://mitb.bufsiz.jp/

<「非実在青少年」とは?>
 東京都当局による新造語です。「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの」を指します (はてなキーワード)。要するに年齢設定が18歳未満である少年/少女のキャラクターの事です。また、たとえ成人のキャラクターであっても、外見上が18歳未満であればこの定義に含まれる可能性があります。
 もし都当局が示した原案通りに都条例が改正された場合、今年の7月1日(施行日)から少年/少女のキャラクターの下着姿・裸体姿・性描写が含まれた作品のうち、都当局から「不健全」と裁定されたものは「不健全図書」として規制を受ける事になります。



▼条例改正案全文の書類データ ※PDF
http://www1.odn.ne.jp/himagine_no9/20100224.pdf


▼番外その22:東京都青少年保護条例改正案全文の転載: 無名の一知財政策ウォッチャーの独言
http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-cbc1.html


▼都が「青少年ケータイ」推奨・フィルタリング強化 青少年育成条例改正案 (1/2) - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/12/news076.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter


▼コンテンツ文化研究会 / Institute of Contents Culture
http://icc-japan.blogspot.com/




■都条例改正問題への対策


▼「非実在青少年」規制問題・対策まとめ
http://hijituzai.ehoh.net/

手紙でもメールでも何でもいいのでとにかく意見を伝えましょう。/また、議員さんは「区民の要望」には敏感です。

東京都民の人は特に、積極的に自分の選挙区の議員さんにコンタクトを取って下さい。
特に特にお手紙を出して欲しいのは「お子さんをお持ちの方」。
子供がいる親の立場から「今回の条例案は子供のためにならない」と主張して下さい!

それ以外の方は、『民主党都議会議員』のサイトをチェックして、 「二期、三期当選の若手議員」 に送るのが、理解されやすくていい…とのこと。

▼表現規制について少しだけ考えてみる(仮)  【最新版】「青少年健全育成条例」の改悪を阻止しよう!【3.16更新】
http://otakurevolution.blog17.fc2.com/blog-entry-800.html


▼表現の自由 規制反対運動スケジュール表
http://tokyo.cool.ne.jp/jfeug/siryou/timetable.html
3月18日 東京都議会 青少年育成条例の総務委員会での審議/3月19日 東京都議会 青少年育成条例の討論・採決


▼ソーシャル・ネットワーキング サービス [mixi(ミクシィ)]
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1433296029&owner_id=209282




■都条例改正案への反響


▼エロゲ販売規制問題まとめwiki - 院内集会に参加してみた
http://www28.atwiki.jp/erogekisei/pages/93.html
2010年2月24日(水)に行われたコンテンツ文化研究会による「児童ポルノ禁止法の改正論議」を求める院内集会。
講演者。田島泰彦氏(上智大学新聞学部教授) 、森川 嘉一郎氏(明治大学国際日本学部准教授) 、杉浦ひとみ氏(弁護士・東京アドヴォカシー法律事務所 ) 、中川譲氏(東京大学大学院情報学府 所属 MIAU(インターネットユーザー協会)理事) 。
このまとめサイト自体は、エロゲ規制のまとめであって、今回の漫画の性的表現についての規制である東京都の条例改正案をめぐるまとめではない。


▼同人誌苦情受付窓口の必要性、「都条例」について - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100226

同人業界も自主規制などの取り組みをやっているのは知っていますが、困ったことにこれが行政や議員側に全く伝わっていません。では取り組みアピールすれば……と思われますが、さらに困ったことに同人業界側も自分達に向けられる誤解を解こうという様子が全く無いのです。今回の都条例の問題でも、実際そうでしたし。結果、悪印象が無限増殖し、規制派を勢いづかせる展開になっているというわけです。



▼非実在青少年のわらい声 - Fantastic nude babes
http://d.hatena.ne.jp/byj6/20100228/1267320552


▼モバイルコンテンツ審査・運用監視機構 認定情報
http://www.ema.or.jp/press/2010/0312_01.html

条例をはじめとした法規制だけが一律に強化される場合は、民間の自主的な取組みを萎縮させるとともに、大多数の青少年の健全な利用をも規制することになり、青少年を保護しつつ健全な育成を進めるというバランスをとった施策に悪影響を与える結果となってしまいます。